2019年11月の開店以来、信頼と実績を積み重ね、2025年1月現在で約682枚のアンティークコインをお客様にお届けしてまいりました。ここでは、数ある実績の中から厳選した一例をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
イギリス 1847年 ゴシッククラウン銀貨

販売時期 | 2019年12月 |
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当時のお客様総支払額 | 約180万円 |
グレード | NGC PF64 |
2025年現在のオークション想定相場 | 900万円前後 |
「世界で最も美しい銀貨」と称される“ゴシック・クラウン”
ゴシック・クラウンは、わずか8,000枚のみ発行された希少な銀貨です。その中でも、本コインは「UNDECIMOタイプ」に分類される逸品です。通常、「プレーンエッジ」タイプが高値で取引される傾向にありますが、本コインはPF64という極めて高い鑑定評価を受けた特別な個体です。国内オークションで出品されるUNDECIMOタイプは、一般的にPF64が最高クラスとされておりす。NGC社によるPFの鑑定枚数枚のうち、評価の多くはPF58からPF63の範囲(524枚)に集中しています。しかし、PF64に到達したものはわずか42枚のみ。さらに、その上のPF65はたった9枚しか存在しません。つまり、本コインはNGC鑑定で659枚中4番目の高評価を誇る、まさに「別格」のゴシック・クラウンになります。
ドイツ ミュンスター 1661年 6ダカット金貨

販売時期 | 2020年1月 |
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当時のお客様総支払額 | 約850万円 |
グレード | MS62 |
2025年現在のオークション想定相場 | 1600万円前後 |
聖人パウロが雲に乗る壮麗なデザインと、1661年のミュンスター市街
このコインには、上空に描かれた聖人パウロと、城郭と堀に守られた美しいミュンスターの市街地が精緻に刻まれています。フチには1661年がローマ数字で刻まれ、3時から6時の位置には領主**CHRISTOPH BERNHARD(クリストフ・ベルンハルト)**の名が刻印されています。
本銘柄はNGC社により7枚のみ鑑定されており、最高評価はMS63+です。本コインはそれに次ぐMS62という高評価を獲得しており、その希少性と美しい状態が際立つ一枚でした。
オーストリア 1924年 100クローネン金貨

販売時期 | 2020年6月 |
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当時のお客様総支払額 | 約120万円 |
グレード | NGC PF65 Cameo |
2025年現在のオークション想定相場 | 220万円前後 |
現代からアンティークへ――1924年銘の希少コイン
一見、現代コインと感じられる本コインも、鋳造から100年が経とうとしており、アンティークコインの仲間入りを果たしつつあります。
1924年銘には「通常貨」と「プルーフ貨」が存在し、合計鋳造枚数はわずか2,851枚という極めて希少な発行枚数です。中でも、プルーフ貨は市場価値が高く、未使用品のカタログ価格は10,000ドル(約150万円)と評価されています。
さらに、本コインはPF65 Cameo(カメオ)と認定されており、通常の評価を一段上回る特別な個体です。
フランス 1869年 ナポレオン3世 100フラン金貨(パリ鋳造)

販売時期 | 2020年6月 |
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当時のお客様総支払額 | 約38万5000円 |
グレード | NGC MS63 |
2025年現在のオークション想定相場 | 100万円手前 |
1869年フランス・100フラン金貨 ― 歴史と希少価値を兼ね備えた一枚
こちらのコインは1869年、フランス・パリで鋳造された100フラン金貨です。当時の大型金貨のスタンダードサイズとして知られ、同年にはパリとストラスブールで鋳造が行われました。
特にストラスブール鋳の100フランは発行枚数が少ないため、希少価値が高いことで有名です。しかし、パリ鋳であっても29,000枚という限られた発行数であり、現存する美品は極めて少ないのが現状です。
本コインは、鑑定機関においてMS63の高評価を獲得しています。昨今、ナポレオン100フラン金貨の市場価値は上昇傾向にあり、MS63以上のコインは非常に高額で取引されています。
参考までに、鑑定総数243枚のうち、MS63以上の評価を受けたコインはわずか21枚のみ。この事実が、このコインの希少性と投資価値を裏付けています。
ペルー 1952年 100ソル

販売時期 | 2020年7月 |
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当時のお客様の総支払額 | 約130万円 |
グレード | NGC MS66PL |
2025年現在のオークション想定相場 | 500万円は超えてくる可能性あり |
希少中の希少 ― 1952年ペルー100ソル金貨(MS66 PL)
1952年は、ペルー100ソル金貨の中でも「大特年」として知られ、発行枚数わずか126枚という極めて希少な年銘です。NGC鑑定数は、わずか14枚。その中でPL評価を受けたものは5枚のみです。本個体はその中でもMS66 PLという準最高鑑定を誇り、上には1枚のMS67 PLがあるのみ。
この希少性は、今後の市場価値のさらなる上昇を予感させます。
また、ここ数年、ペルー100ソルの金貨は世界市場で注目を集め、特に2023年8月の海外オークションを機に価格が急騰しました。特年・高評価コインほど価値が上昇し、MS65の並年は70~80万円前後(ハンマープライス)、MS66の並年は130万円超えです。こうした市場トレンドの中で、本コインのような「1952年」の大特年かつ高鑑定のPL(プルーフライク)評価品は、まさに手元に置きたい一枚です。
アメリカ 1907年 セントゴーデンス 20ドル金貨(ハイレリーフ)

販売時期 | 2021年4月 |
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当時のお客様総支払額 | 約790万円 |
グレード | PCGS MS66 |
2025年現在のオークション想定相場 | 2000万円以上は想定される |
圧巻のハイレリーフ ― 1907年セントゴーデンズ20ドル金貨(MS66)
アメリカ史に名を刻むルーズベルト大統領の肝いりで誕生した、1907年セントゴーデンズ20ドル金貨。このコインは通常の1908年以降の金貨とは一線を画し、超立体的な「ハイレリーフ仕上げ」という圧倒的な存在感を放つ名品です。発行枚数はわずか12,367枚と限られており、希少価値の高さが際立ちます。
PCGS社による鑑定枚数は約4,400枚。その中でMS66の評価を受けたコインは、わずか上位10%にランクインする高鑑定品です。美しさと希少性を兼ね備えた本コインは、まさに「歴史的価値」と「資産価値」を両立させた逸品といえます。
近年、アメリカの希少コイン市場は静かなブームを迎えつつあります。価格は長年の停滞から目覚め、上昇傾向に転じていますが、それでも依然としてアメリカ株と比較すれば「割安感」が強い状況です。
弊社では2019年の開店時より、アメリカの希少コインの投資価値に注目してきました。多くのコインは含み益が順調に拡大しており、本銘柄も今後さらなる成長が期待されます。
アメリカ 1904年 リバティヘッド 20ドル金貨

販売時期 | 2021年6月 |
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当時のお客様総支払額 | 約85万円 |
グレード | NGC MS66 |
2025年現在のオークション想定相場 | 100万円以上は想定される |
アメリカ初の20ドル金貨 ― 希少な「リバティヘッド金貨」
アメリカを象徴する大型金貨、20ドル「リバティヘッド金貨」は、1850年から1907年まで製造され、長年愛され続けた伝統の一枚です。表面には自由の女神が刻まれており、その優美なデザインは多くのコレクターを魅了してきました。
1904年発行のリバティヘッド金貨は市場に流通しているものの、通常は状態の良い個体は極めて少ないのが実情です。特にMS66グレードともなると、数少ない逸品であり、その価値は大きく跳ね上がります。
実際、2024年6月にアメリカで開催されたオークションでは、同年号のMS66が**14,400ドル(約220万円)**で落札されました。MS64でも稀少価値が認められる中、MS66はコレクター垂涎の高鑑定品といえるでしょう。
日本ではアメリカコインの需要が相対的に低いため、本国アメリカよりも割安で手に入ることがあります。しかし、近年アメリカ国内では希少コインの相場が上昇傾向にあり、投資対象としても再注目されています。
具体例として、2020年に底値54,000だったアメリカコイン市場は、2024年には70,000まで約30%の値上がりを記録しました。希少なハイグレード品であれば、次世代への資産としても輝き続けることでしょう。
ドイツ領ニューギニア 1894年 極楽鳥5マルク

販売時期 | 2021年10月 |
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当時のお客様総支払額 | 約220万円 |
グレード | NGC PF63 |
2025年現在のオークション想定相場 | 450万円前後 |
微細な極楽鳥デザインが魅力のプルーフ貨
美しい極楽鳥のデザインが刻まれた、1894年発行の5マルク銀貨。このコインは通常貨よりもはるかに貴重なプルーフ仕様の一枚です。当時、プルーフ貨は23,000枚のみ発行されましたが、歴史の中で約19,000枚が溶解されたため、現存数は極めて少なく希少性が高いことで知られています。
本コインは、著名な鑑定機関NGC社よりPF63の評価を受けていますが、実物を手に取ると、その美しさは数字を超える魅力を放っています。
両面には赤色がかった美しいトーンが広がり、微細な極楽鳥のデザインが驚くほどシャープに浮かび上がります。プルーフ貨ならではの精緻な仕上がりは、光の加減で一層輝きを増し、まさに逸品と呼ぶにふさわしい佇まいです。これらの特徴は、長い時を経てもなお、コインが非常に良好な状態で保たれてきた証といえるでしょう。
プルーフ貨は数自体が少なく、さらに状態の良い個体は限られています。そのため市場に出回ることが稀で、入手の機会が限られる希少コインの一つです。歴史的価値とデザインの美しさを兼ね備えたこの5マルク金貨は、コレクションの中心としても、資産としても大変魅力的な一枚です。
東インド社 1841年 モハール金貨

販売時期 | 2021年11月 |
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当時のお客様総支払額 | 約52万円 |
グレード | NGC-MS62 |
2025年現在のオークション想定相場 | 380万円前後 |
インド近代コインの中でも注目を集める希少なモハール金貨、「フォックスフェイス」として知られるこの一枚は、ヴィクトリア女王の横顔が特徴的なデザインです。その名の由来は、横顔が狐の顔に似ていることから名付けられたものです。
この金貨は発行枚数わずか5,960枚という少なさが際立ち、後期タイプのヴィクトリア金貨と比較しても希少価値が高いとされています。特に流通品の多くはAU(ほぼ未使用)の状態であり、MS62のような高鑑定品は極めて稀です。
表面・裏面ともに輝きを失わず、オリジナルの美しさを保つこの金貨は、コレクターの目を引く逸品です。近年、インド近代コインは急速に人気が高まり、その価値も上昇中。市場での需要がさらに高まることが予想されるため、将来的な成長にも大いに期待ができる一枚です。
ドイツ 1744年 アウグスブルク 都市景観 1ターレル銀貨

販売時期 | 2022年1月 |
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当時のお客様総支払額 | 約53万円 |
グレード | NGC MS63 |
2025年現在のオークション想定相場 | 120万円前後 |
この1ターレル銀貨は、1744年にドイツ・アウグスブルク自由都市で発行された歴史的価値の高い一枚です。表面には、神聖ローマ皇帝カール7世(在位1742~1745年)の堂々たる肖像が描かれ、裏面には当時のアウグスブルクの美しい都市景観が刻まれています。
さらに、都市の上空に浮かぶ「真実の目」は、都市景観コインにおける象徴的なデザインの一つ。このデザインの独特な魅力から、都市景観シリーズは世界中に多くのコレクターを持つ人気ジャンルとなっています。
特筆すべきは、このコインの保存状態です。MS63という高い鑑定評価を受けており、これほどの美品は市場にほとんど出回らない希少品です。コレクターや投資家にとって、この銀貨は歴史的背景、デザイン、保存状態の全てが揃った逸品といえるでしょう。
フランス 1977年 50フラン 金貨

販売時期 | 2022年6月 |
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当時のお客様総支払額 | 約110万円 |
グレード | PCGS PR67 |
2025年現在のオークション想定相場 | 250万円前後 |
1974年に発行されたフランス50フラン金貨は、その 希少性と特別仕様 でコレクターの心を掴む逸品です。この金貨は19世紀中頃に登場した5フラン銀貨のデザインを復刻し、1974年から1980年にかけて限定的に鋳造されたシリーズの初年度版にあたります。
注目すべきは 発行枚数の少なさ です。1974年銘はわずか 241枚 の発行にとどまり、シリーズ全体を通じても希少な部類に入ります。市場では比較的流通する1979年(400枚)や1980年(500枚)に比べ、1974年銘を目にする機会は非常に限られています。
さらに、この金貨のもう一つの特徴が「ピエフォー」と呼ばれる仕様です。通常の金貨の倍の厚みを持ち、直径41ミリながら重量は 約103グラム(3オンス超) に達します。手に取ればずっしりとした重みと共に、フランス伝統の贈答品や記念金貨としての格式を感じることができるでしょう。
このシリーズは、流通を目的として作られたものではなく、限られた発行枚数と高品質な仕上がりで特別な存在感を放ちます。特に 1974年銘 はシリーズの初年度版であり、その希少性から今後さらに注目される可能性を秘めた一枚です。歴史と重量感を兼ね備えたこのコインは、コレクションに加えることで一層の輝きを放つおすすめの1枚です。
イギリス 1893年 5ポンド金貨 オールドヘッド

販売時期 | 2022年11月 |
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当時のお客様総支払額 | 約210万円 |
グレード | NGC MS63 |
2025年現在のオークション想定相場 | 230万円は超える |
ビクトリア女王時代に発行された 5ポンド金貨 の中でも、特に希少とされる「オールド・ヘッド」タイプになります。
この5ポンド金貨は 通常貨 として鋳造され、発行枚数は 20,000枚 に限定されています。これに対し、同じ5ポンド金貨でも「ジュビリー・ヘッド」(1887年発行)は 54,000枚 であり、その鋳造数はオールド・ヘッドの約3倍です。さらに現存数で比較すると、両者の比率は 4対1以上 にまで開くと考えられ、市場価値にも明確な差が表れています。
鑑定機関NGC社における オールド・ヘッド のグレード分布を見ると、本コインは MS63 の高評価を獲得しています。上位にはわずか MS64の3枚 しか存在しないことからも、その希少性が際立っています。一方で、ジュビリー・ヘッドは MS64以上が47枚 も存在しており、オールド・ヘッドの希少さがより一層際立つ結果となっています。
美しいデザインと高いグレードを誇るこの「オールド・ヘッド5ポンド金貨」は、コレクター市場でも非常に限られた存在です。価格面でもジュビリー・ヘッドに対し 3倍近い落札相場 がつくこともあり、希少価値の高さが証明されています。
歴史的背景と鑑定水準を兼ね備えた 本個体(MS63) は、今後の価値上昇にも期待が持てる逸品です。 重厚感あふれるオールド・ヘッド金貨 の魅力を、ぜひお手元で感じていただきたいと思います。
イギリス 1422年-1430年 ヘンリー6世 ノーブル金貨

販売時期 | 2023年2月 |
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当時のお客様総支払額 | 約150万円 |
グレード | NGC MS62 |
2025年現在のオークション想定相場 | 220万円前後 |
イギリス中世を象徴する歴史的逸品、「ヘンリー4世時代」にロンドンで鋳造された金貨です。
このコインの最大の特徴は、ヘンリー4世が 船に乗った姿 で描かれている点です。王冠を戴き、左手には盾、右手には剣を掲げる堂々たる肖像は、当時の王権と海洋国家イングランドの力強さを象徴しています。顔の表情まで鮮明に残る状態は極めて珍しく、歴史的価値に加えてコレクターにとっても見逃せないポイントです。
NGC社による本銘柄の鑑定結果では、 総鑑定数31枚 のうち本個体は MS62 の準最高評価を獲得しています。さらにこの金貨は 直径約34ミリ とサイズが大きく、重量は約7グラムと比較的薄手でありながらも、その 見栄えの良さ は中世コインの中でも際立っています。当時の限られた金資源を最大限活用し、視覚的な豪華さを追求した結果ともいえるでしょう。
金貨としての存在感、デザインの独自性、そして高い鑑定評価を兼ね備えたこの一枚は、歴史ファンや投資家にとって必見のコインです。中世ヨーロッパの物語を感じさせる ヘンリー4世金貨は、コレクションとしても非常におすすめです。
古代マケドニア BC336-323 スターテル金貨

販売時期 | 2023年7月 |
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当時のお客様総支払額 | 290万円 |
グレード | NGC ChiiceMS(strike 5/5, surface 5/5)Fine Style |
2025年現在のオークション想定相場 | ChiiceMSグレードなら500万前後が相場 |
アレキサンダー大王時代の古代金貨
紀元前4世紀、古代マケドニアのアレキサンダー大王の偉大な遺産ともいえるスターテル金貨が登場しました。本コインは、大王死後のセレウコス1世統治下、バビロンで鋳造されたとされる一枚です。表面には知恵と戦略を象徴する女神アテネが力強く描かれ、裏面には勝利の女神ニケの優雅な立像が刻まれています。
スターテル金貨は現存数こそ一定数ありますが、高い保存状態のものは非常に稀です。本個体はその希少な中でも抜きん出た美しさを保ち、古代コインとしての歴史的価値はもちろん、投資対象としても注目されています。ここ数年、古代コイン市場は堅調に価値を高めていますが、2000年以上もの時を経てなお輝きを放つ一枚は、収集の醍醐味としても割安感があり魅力的です。
古代コインを愛するコレクターにとって、見逃せない名品の一つです。
古代リディア BC610-546年 1/3スターテル金貨

販売時期 | 2023年10月 |
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当時のお客様総支払額 | 約120万円 |
グレード | NGC-AU( strike 5/5, surface 5/5) |
2025年現在のオークション想定相場 | AUのフルスコアの場合、250万円は超えてくる可能性あり |
世界初のコイン!!
紀元前7世紀から6世紀にかけて、古代リュディア王国で誕生した歴史的価値を持つ金貨がこちらの1/3スターテルです。世界最初の鋳造コインとして知られ、表面には王家の象徴であるライオンの紋章が刻まれています。ライオンの額に輝く星のデザインは、この時代ならではの独特な美しさを感じさせます。
当時は金精錬の技術が未発達で、自然界から採取された金と銀が混ざったエレクトラムが素材として使用されました。そのため、コインの色味はやや白みがかり、古代特有の風合いが残されています。重さは約4.7グラムと小ぶりですが、古代の限られたエレクトラム資源から生まれた貴重な金貨です。
状態についても特筆すべき点があり、NGC社の基準でEF(エクストラファイン)が標準とされる中、本個体はそれを上回る保存状態を維持しています。黎明期ならではの素朴な造形が、このコインの魅力をさらに際立たせています。
歴史的価値と希少性を兼ね備えたこのコインは、コレクションの中心に据える一枚としてもふさわしい逸品です。
ドイツ ニュルンベルク 1700年 ラムダカット金貨

販売時期 | 2023年12月 |
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当時のお客様総支払額 | 約150万円 |
グレード | NGC MS63 |
2025年現在のオークション想定相場 | 300万円は超えてくる |
こちらは1700年ドイツ・ニュルンベルク発行の「ラムダカット 1ダカット金貨」です。人気の丸型タイプで、ゼウス神話に登場する黄金の羊伝説をモチーフにした美しいデザインが特徴的です。
表面には「地球上に立つ羊」の姿が描かれ、その三角旗にはラテン語で**“PAX(平和)”**と刻まれています。羊が象徴する平和と幸福の意味合いは、コレクションのスタートにもふさわしい一枚です。
裏面には、1/2ダカットの簡略デザインとは異なり、繊細なタッチで表現された3つの楯のモチーフが広がり、豪華かつ精巧な美しさを堪能できます。
2ダカットクラスになると、一気に値も上がり、投資資産としての側面も強くなります。
チェコスロバキア 1933年 10ダカット金貨 馬上の聖ヴァーツラフ

販売時期 | 2024年1月 |
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当時のお客様総支払額 | 約550万円 |
グレード | NGC MS66 |
2025年現在のオークション想定相場 | 600万円は超えてくる可能性あり |
こちらは1929年から1951年にかけて発行された、注目の大型金貨チェコ 10ダカットです。直径42mmという圧倒的な存在感に加え、人気と希少性を兼ね備えた一枚です。
表面は、チェコの守護聖人である聖ヴァーツラフ1世が描かれた威厳あるデザイン。馬上で剣を携えた姿は、力強さと美しさを放っています。裏面は、チェコを象徴するライオンとスロバキアの盾が刻まれ、当時の国の誇りと伝統を表現しています。
本金貨はグレードMS66を獲得しており、最高水準の保存状態を保っています。大型金貨でここまでの美しい輝きを持つ個体は非常に稀少で、投資・収集のどちらの観点からも見逃せない逸品です。
イギリス 1673年 チャールズ2世 5ギニー金貨

販売時期 | 2024年4月 |
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当時のお客様総支払額 | 約820万円 |
グレード | NGC AU55 |
2025年現在のオークション想定相場 | 800万円台は固い |
チャールズ2世の時代に登場した5ギニー金貨は、その名の由来となったアフリカ・ギニア産の金を用いて鋳造され、英国貨幣史に燦然と輝く存在となりました。表面には月桂冠を戴いた若きチャールズ2世の肖像が刻まれ、裏面にはイギリス、スコットランド、フランス、アイルランドの紋章が精緻に配置されたデザインが特徴です。本品は「ヤングタイプの肖像」として知られるKM#430.1であり、歴史の中でも特に人気と希少性を誇る一枚です。
5ギニー金貨は、重量感と圧倒的な存在感を放つ大型金貨としてコレクターから絶大な支持を集めています。そのずっしりとしたゴールドの重みと、長い年月を超えても色褪せない輝きは、まさに英国王室の栄光を象徴する名品です。近年その需要は急速に高まり、投資対象としても注目を浴び続けています。
時代を超えた美しさと重厚な歴史が刻まれた5ギニー金貨は、ぜひお手元置いておきたい1枚です。
ドイツ ビュルテンベルク 1869年 ウルム大聖堂修復記念 2ターラー銀貨

販売時期 | 2024年6月 |
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当時のお客様総支払額 | 約190万円 |
グレード | NGC PF62 CAMEO |
2025年現在のオークション想定相場 | 250万円前後は超えてきている |
ドイツ・ビュルテンベルクで発行された「ウルム大聖堂修復記念 2ターラー銀貨」は、建造物コインの中でも特に人気の高い一枚です。ウルム大聖堂は教会建築として世界一の高さを誇り、その美しい姿がコインに刻まれたデザインはコレクターから絶大な評価を得ています。
本コインは、1869年の初年号発行分であり、その発行枚数は極めて少ないとされています。参考として、1871年銘の発行枚数がわずか「4,031枚」と記録されており、初年号である1869年銘はそれをさらに下回る稀少性を持つことで知られています。
プルーフ仕上げの輝きが際立ち、ウルム大聖堂の精緻なデザインを見事に際立たせた一枚。この銀貨は歴史的価値はもちろん、芸術性とコレクション性を兼ね備えた特別な存在です。
イタリア 1914年 ヴィットリオ・エマヌエレ3世 5リレ銀貨

販売時期 | 2024年9月 |
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当時のお客様総支払額 | 約210万円 |
グレード | NGC MS63 |
2025年現在のオークション想定相場 | 200万円は堅い |
イタリア王国時代に発行された「1914年 5リレ銀貨」は、ヴィットリオ・エマヌエレ3世の治世を象徴する歴史的なコインです。表面には威厳ある国王の肖像が刻まれ、裏面には古代の四頭立て戦車「クァドリガ」が力強く描かれた躍動感あふれるデザインが印象的です。
このコインは第一次世界大戦が開戦した1914年に発行されましたが、戦時下での経済事情から多くが回収・鋳潰され、発行枚数273,000枚に対して現存数は極めて少ないとされています。そため市場でも高い人気と希少性を誇り、国内外のコレクターから絶えず注目を集めています。
クァドリガのデザインは古代ギリシャやローマの硬貨にも通じる格式高い意匠であり、イタリア文化の歴史と芸術性が見事に融合した一枚です。特に保存状態の良い「MS63」のグレードはさらに価値を高め、オークション市場や専門ディーラー間でも高額取引が続いています。
世界的なコイン収集市場では、ヴィットリオ・エマヌエレ3世のコインは「イタリア近代貨幣の傑作」として評価されており、イタリア国内はもちろん、欧米やアジアのコレクターの間でも根強い人気を誇ります。
ドイツ 神聖ローマ バイエルン 1640年 マクシミリアン1世 5ダカット金貨

販売時期 | 2024年11月 |
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当時のお客様総支払額 | 約1300万円 |
グレード | NGC MS64 |
2025年現在のオークション想定相場 | 80000ドル以上で推移(2018年の倍) |
三十年戦争の真っただ中である1640年、バイエルン(現ドイツ南部)で鋳造された希少な5ダカット金貨は、歴史的価値と芸術性を兼ね備えたコレクター垂涎の一枚です。表面にはバイエルン公国を統治したマクシミリアン1世の立像、裏面にはバイエルン都市景観が繊細に描かれており、その卓越した彫刻技術と力強い意匠は当時の最高峰の金貨として今も輝き続けています。
この金貨は歴史的背景や金貨としての重量感から、ヨーロッパ市場では高く評価され、オークションでの落札価格は日本円で1,200万~1,500万円ほどが標準的となっています。特にMS63やMS64といった未使用級の高グレード個体は海外市場において稀に登場するものの、その人気から瞬く間にコレクターの手に渡り、市場に長く出回ることはありません。
一方で、国内市場に目を向けると、未使用級の5ダカット金貨が姿を現すことは極めて珍しく、多くのコレクターが探し求める幻の存在となっています。近年のオークションでも国内外を問わず注目度が高まっており、歴史ファンや投資家の間でもさらなる価値の上昇が期待されています。
バイエルンの歴史と美術が刻まれたこの名品は、見る者に17世紀ヨーロッパの激動の時代を想起させるだけでなく、金貨としての圧倒的な存在感を放ちます。希少性と人気が揃った1640年 5ダカット金貨です。
aokicoinでは、アンティークコイン市場での代表的な販売実績を、四半期ごとに厳選してお届けいたします。歴史と価値が詰まった貴重なコインの数々を、ランダムにピックアップし、その魅力を皆さまにお伝えしてまいります。
過去の取引から選りすぐりの実績をご紹介することで、aokicoinが取り扱うコインの信頼性と高い市場評価を感じていただける機会となれば幸いです。次の更新をどうぞお楽しみに。